1) |
宮城県内の教育・研究施設に所属する医学研究者、医療研究者及び医師が行う基礎医学及び臨床医学研究に対する助成 |
|
ア. |
指定研究助成
医学研究の発展及び先端研究の向上を図るため、個人又は団体から研究目的を指定し寄附された寄附金について、指定研究助成審査会 (理事2名、評議員2名、学識経験者2名で構成)がその研究目的にふさわしい宮城県内の医学部の研究分野を四半期毎に選考し、理事長がこれを決定。その研究分野から提出された指定研究助成金交付申請により助成した。
助成実績
「麻酔科学に関する研究」外 7件 助成額 5,339,000円
|
イ. |
医学研究助成 (医学研究助成B)
医学研究の奨励と向上を図るため、研究のボトムアップと若手研究者のスタ−トアップのサポ−トを目的として、令和2年6月1日に研究課題の公募を開始し、令和2年7月31日の公募期限までに40名の応募があった。令和2年9月29日に艮陵医学研究助成選考委員会(理事2名、評議員2名、学識経験者4名で構成)を開催し受賞者4名(基礎的研究2名、臨床的研究2名)を選考した。これを受けて、理事長が受賞者を決定し助成した。 |
|
受賞者 |
所 属 |
研 究 課 題 |
助 成 額 |
河部 剛史 |
東北大学大学院医学系研究科 免疫学分野 助教 |
新規T細胞「MP細胞」の分化機構ならびにその機能的意義の解明
|
100万円 |
白川 龍太郎 |
東北大学加齢医学研究所 基礎加齢研究分野 助教 |
新規プレニル転移酵素GGT3の分子細胞機能の解明 |
100万円 |
伊藤 校輝 |
東北大学病院 心臓血管外科 助教
|
植込型補助人工心臓ドライブライン感染に対する赤外線照射アブレーション治療の確立と臨床応用 |
100万円 |
豊原 敬文 |
東北大学大学院医工学研究科 分子病態医工学分野 特任助教 |
小胞体エステラーゼAADACを用いた新たな動脈硬化治療の開発
|
100万円 |
|
ウ. |
勾坂記念賞
基礎的医学研究において、研究者の人材発掘及び育成支援を図るため、宮城県内の教育・研究施設に在職する若手研究者を対象に、令和2年9月1日に研究課題の公募を開始し、令和2年10月30日の公募期限までに3名の応募があった。令和2年12月14日に艮陵医学研究助成選考委員会(理事2名、評議員2名、学識経験者4名で構成)を開催し受賞者1名を選考した。これを受けて、理事長が受賞者を決定し助成した。 |
|
受賞者 |
所 属 |
研 究 課 題 |
助 成 額 |
河部 剛史 |
東北大学大学院医学系研究科 免疫学分野 准教授 |
T細胞恒常性維持増殖の免疫学的意義
|
50万円 |
|
エ. |
安斎記念糖尿病研究助成
糖尿病研究において、研究者の人材発掘及び研究支援を目的として、宮城県内の教育・研究施設に在職する医学研究者、医療研究者及び医師を対象に、令和2年8月1日に研究課題の公募を開始し、令和2年9月30日の公募期限までに5名の応募があった。令和2年11月10日に艮陵医学研究助成選考委員会(理事2名、評議員2名、学識経験者4名で構成)を開催し受賞者2名を選考した。これを受けて、理事長が受賞者を決定し助成した。 |
|
受賞者 |
所 属 |
研 究 課 題 |
助 成 額 |
戸子台 和哲 |
東北大学病院 総合外科 助教 |
ヒト羊膜由来細胞と膵島の門脈内共移植による移植後早期膵島障害の克服
|
50万円 |
大江 佑治 |
東北メディカル・メガバンク機構 地域医療支援部門 助教
|
ウレミックトキシンに着目した糖尿病血栓症予防法の開発
|
50万円 |
|
|
2) |
宮城県内の医学研究者、医療研究者及び医師が行う教育研究及び調査研究に対する助成
近江記念地域医療研究調査助成(医学研究助成A)
医学研究の奨励と向上を図るため、宮城県内の医学研究者、医療研究者及び医師が行う地域医療に係る調査研究又はこれに伴う成果刊行物発行経費の助成を目的として、令和2年6月1日に研究課題の公募を開始し、令和2年7月31日の公募期限までに6名の応募があった。令和2年9月29日に艮陵医学研究助成選考委員会(理事2名、評議員2名、学識経験者4名で構成)を開催し受賞者2名を選考した。これを受けて、理事長が受賞者を決定し助成した。 |
|
受賞者 |
所 属 |
研 究 課 題 |
助 成 額 |
吉田 美香子 |
東北大学大学院医学系研究科 ウィメンズヘルス・周産期看護学分野 准教授 |
医療機関連携による宮城県の地域医療の実現に向けた、看護師配置システムの開発に必要な部署機能の可視化と適切な看護師配置の同定 |
50万円 |
村上 慶子 |
東北メディカル・メガバンク機構 予防医学・疫学部門 講師 |
妊娠中の喫煙が孫の健康状態に及ぼす影響の検討
|
50万円 |
|
3) |
宮城県内の医学研究者、医療研究者及び医師が開催する医学、医療分野の学術集会開催に対する助成
医学学術集会助成
宮城県における医学・医療研究の発展及び向上を図るため、宮城県内の医学研究者、医療研究者及び医師が開催する医学、医療分野の学術集会開催経費の助成について公募する予定であったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を踏まえ、今年度は中止した。 |
4) |
教育・研究施設に所属しない宮城県内の医学研究者、医療研究者及び医師が行う優れた臨床医学研究を顕彰し助成
高橋記念賞
臨床医学研究の奨励と向上を図るため、教育・研究施設に所属しない 宮城県内の医学研究者、医療研究者及び医師が行う臨床医学研究の公募を令和2年10月1日に開始し、令和2年12月2日の公募期限までに2名の応募があった。令和3年1月18日に高橋記念賞候補者選考委員会(医学部長、医学部教授会で互選された教授6名で構成)を開催し受賞者1名を選考、令和3年1月27日開催の医学部教授会で受賞者を承認した。これを受けて、理事長が受賞者を決定し助成した。 |
|
受賞者 |
所 属 |
研 究 課 題 |
助 成 額 |
小川 欣一 |
広南病院臨床研究部長・広南病院副院長(併任)
|
下垂体部腫瘍に対する外科治療の開発
|
50万円 |
|
5) |
医学教育の振興に対する助成
医学教育助成
医学教育の発展と充実を図るため、医学教育では不可欠な解剖学実習のための献体の収集作業を担い、解剖学教育に不断の支援を行っている宮城県内の医学部献体事業を支援し5万円を助成した。 |
6) |
宮城県内の医学研究者、医療研究者及び医師が行う医学国際交流活動に対する助成
海外学術集会参加助成
宮城県における医学・医療研究の発展及び向上を図るため、宮城県内の教育・研究施設に所属する医学研究者、医療研究者及び医師が、海外で開催される学術集会において研究発表する際の助成について公募する予定であったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を踏まえ、今年度は中止した。 |
|
|